「業績連動型賞与」で業績変動への対応や従業員の意欲向上... ダイジェスト一覧

シリーズトラブル防止の労働法実務

第22回・企業の賃金・退職金制度の変更のしかた②

「業績連動型賞与」で業績変動への対応や従業員の意欲向上も可能に

 基本給(月給)は、自社の業績悪化に即座に対応して金額を下げるのはむずかしい。そこで、業績変動の調整弁として上手に利用したいのが賞与(ボーナス)だ。成果主義報酬制度を有効に機能させるためにも、賞与の役割は重要となる。  ところが、中小企業のほとんどは、賞与を基本給の金額に応じて決めるルール(賞与額=基本給×○カ月分)を採用している。こうした「基本給連動型」の賞与は、人事評価係数で調整するとしても、年功的な要素が強くなり、従業員のモチベーションを高める役目を十分に果たせない。  このような状況を改善するには、業績と従業員個人の貢献度に応じた「業績連動型」の賞与の導入を検討すると良い。業績連動型賞与とは、一般に、会社業績や部門業績の結果について会社の定める指標にもとづき賞与総原資を決定する方式。会社の業績、各従業員の勤務成績に連動して賞与の金額が決まることになる。

(労務コンサルタント 布施 直春)

News

  • (厚労省・人手不足の4業種対象に横串の雇用対策) 雇用管理の改善を支援する助成金を拡充
  • (厚労省・今年度に新たな仕組み提示) ジョブ・カードの活用拡大する抜本見直しに着手
  • (25年度の労災保険給付の支払額) 対前年度比1.5%減の約7449億8455万円
  • (25年度求職者支援訓練の実施状況) 就職率は基礎コース、実践コースともに80%以上
  • (JILPT・新事業展開に関し調査) 製造業の約3割が最近10年間で新事業に乗り出す
  • (厚労省・26年度第1次採択分) 雇用の厳しい地域を支援する事業に17ヵ所を決定

特集特別企画

最低賃金引上げに向けた中小企業・小規模事業者への支援事業

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(厚生労働省労働基準局労働条件政策課賃金時間室)

シリーズ解釈例規物語

第58回 第38条の2関係 〔事業場外労働における労働時間の算定方法 ―その2―〕(昭和63・1・1 基発第1号、昭和63・3・14 基発第150号)

事業場外みなし労働協定の対象となる労働時間は事業場外における労働時間だけである

(中川 恒彦)

シリーズ転ばぬ先の労働法〈紛争予防の誌上ゼミ〉

第14講 「労働者」性の明確化のススメ③

有資格者を抱えて業務任せるなら契約内容を明確にしておくべき

(北海学園大学法学部准教授・弁護士 淺野 高宏)

シリーズ労働スクランブル

~働く側の人・組織からの声・意見~

第184回

理想の上司 イチロー 堺雅人 天海祐希

~3つの新入社員アンケートにみる こんな上司に仕えたい~

(労働評論家 飯田 康夫)

労務相談室

  • 就業規則等新規付与確実な年休がある場合/発生前に時季指定できるか
  • 賃金関係マイカー通勤社員に駐車場代を支給/通勤手当に当たるか
  • 賃金関係新会社の効果的な賃金制度を検討中/職能給と職務給の違いは

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