特集年末特別企画
今年の労災裁判を振り返る
精神疾患・アスベスト関連の訴訟が多い パワハラ事件が増えているのも特徴
今年の労災裁判は、例年どおり、精神疾患、アスベスト関連が多いのが特徴であるが、いわゆる過労死関係は減少傾向が見られる。精神疾患の関係でのパワハラ事件が増えているのも特徴といえる。 そのため、昨年は、パワハラが原因で精神疾患・自殺に及んでいたものを「精神疾患(自殺を含む)」に分類していたが、今回はパワハラを原因とするものを「パワハラ」と分類して紹介している。 パワハラと言われる事例には、その行為が違法か否かは常に悩ましいものが多いが、裁判になった事例の多くは、パワハラか否かの検討を要するような微妙な事例は少なく、明らかに違法性が認められる事例が殆どであり、違法な行為があったものとして損害賠償請求が認められている。
News
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シリーズ裁判例から学ぶ予防法務
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新人臨床検査技師のうつ病・自殺と安全配慮義務
長時間労働等の実態認識可能な状況なら使用者の予見可能性認められる
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第237回
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〜連合総研・勤労者短観にみる残業の実態と上司の時間管理〜
労務相談室
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