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特集年末特別企画

今年の労災裁判を振り返る

精神疾患・アスベスト関連の訴訟が多い パワハラ事件が増えているのも特徴

 今年の労災裁判は、例年どおり、精神疾患、アスベスト関連が多いのが特徴であるが、いわゆる過労死関係は減少傾向が見られる。精神疾患の関係でのパワハラ事件が増えているのも特徴といえる。  そのため、昨年は、パワハラが原因で精神疾患・自殺に及んでいたものを「精神疾患(自殺を含む)」に分類していたが、今回はパワハラを原因とするものを「パワハラ」と分類して紹介している。  パワハラと言われる事例には、その行為が違法か否かは常に悩ましいものが多いが、裁判になった事例の多くは、パワハラか否かの検討を要するような微妙な事例は少なく、明らかに違法性が認められる事例が殆どであり、違法な行為があったものとして損害賠償請求が認められている。

(外井(TOI)法律事務所 弁護士 外井 浩志)

News

  • (厚労省・「一億総活躍」社会の実現に向け基本政策) 第1子出産前後の継続就業率60%目指す
  • (厚労省・学生バイトの意識等調査) 事前に労働条件の「具体的説明なかった」が2割
  • (厚労省・27年度輝くテレワーク賞) 初年度は「優秀賞」2社、 「 特別奨励賞」8社など
  • (27年7〜9月の均等法等施行状況) 均等法関係の是正指導が前3ヵ月と比べ52%増加
  • (連合総合生活開発研究所調べ) 所定外労働した者の35%にサービス残業「あり」
  • (27年1月末までに終了の求職者訓練) 就職率は基礎・実践 コースともに50%台
  • (毎勤統計・27年夏季賞与) 2年ぶりに前年下回り 2.8%減の35万679円

特集レポート

「特別な休暇制度」無料セミナー〈東京〉が開催!

─ 特別な休暇制度導入のヒントを紹介 ─

時間生産性を高め効率よく働く ワークライフバランスの実現も重要に

(編集部)

シリーズ裁判例から学ぶ予防法務

第15回 医療法人雄心会事件 札幌高裁 平成25年11月21日判決

新人臨床検査技師のうつ病・自殺と安全配慮義務

長時間労働等の実態認識可能な状況なら使用者の予見可能性認められる

(ユナイテッド・コモンズ法律事務所 弁護士 井澤 慎次)

シリーズ労働スクランブル

〜働く側の人・組織からの声・意見〜

第237回

男性正社員の約1割が月80時間超の残業

〜連合総研・勤労者短観にみる残業の実態と上司の時間管理〜

(労働評論家 飯田 康夫)

労務相談室

  • 労働基準法フレックス・裁量労働制ある事業場/半日年休を導入したいが
  • 募集・採用若者雇用促進法の情報提供義務/どのような義務課されるか
  • 安全衛生午後10時少し過ぎる時間外労働/6か月24回以上で健診必要か

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