特集平成29年度雇用保険法の改正動向
基本手当の充実と雇用保険料率等の3年間引下げなど給付・徴収両面の改正盛り込む
今年1月5日、雇用保険法、労働保険徴収法、職業安定法、育児・介護休業法の4法の改正項目を盛り込んだ「雇用保険法等の一部を改正する法律案要綱」(以下「法案要綱」)が諮問され、労働政策審議会(会長・樋口美雄慶應義塾大学商学部教授)は、同月6日「おおむね妥当」と認め、塩崎恭久厚生労働大臣に答申した。 雇用保険法については、昨年12月13日の「労働政策審議会職業安定分科会 雇用保険部会報告」(以下「部会報告」)に基づいて、①一定の特定受給資格者等の基本手当の給付日数を引き上げる、②教育訓練給付(専門実践教育訓練)の給付率等を引き上げる、③雇用保険料率の失業等給付に係る原則の率を平成29年度から3年間に限り1000分の10に引き下げる――など給付(引上げ)と徴収(引下げ)の両面の改正が盛り込まれた。同法案要綱をもとにした改正法律案は、今年1月から開催される通常国会に提出されるものとみられる。 ここでは、主に雇用保険法と労働保険徴収法の改正案のポイントについてみていく。
News
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特集厚生労働行政の抱負
2017年 厚生労働行政の抱負
シリーズ弁護士&元監督官がズバリ解決!~労働問題の「今」~
第30回 長澤運輸事件東京高裁判決
定年後の再雇用による20~24%の賃金減額を不合理ではないと判断
シリーズ企業税務講座
第74回 平成29年度税制改正大綱①
配偶者控除はじめ改正多数
シリーズ企業における多様な人材活用~いま実践するダイバーシティ・マネジメント~
第5回 「フォロワーからプロフェッショナルへ~リーダー中心型人事管理からの脱却」
役割の多様性を踏まえた プロフェッショナル人材の活用を
シリーズ労働スクランブル
~働く側の人・組織からの声・意見~
第275回
17春闘・賃上げ結果如何で成長が決まる
~連合総研が「暮しの底上げに向けて」と題した経済情勢を分析~
労務相談室
- 育児・介護休業法育児短時間勤務で所定労働時間6時間に/昇給を8分の6にするが
- 雇用保険法65歳以上の者を新たに採用した場合/雇用保険の手続き必要か
- 高年齢者改正労契法による無期転換制度/定年後の再雇用者にも適用か
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