特集女性活躍推進法等の改正法の解説
一般事業主行動計画の策定義務の拡大やパワハラ防止措置義務新設等を行う
「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等の一部を改正する法律」(令和元年法律第24号。以下「改正法」という。)は、第198回国会において、令和元年5月29日に可決・成立し、同年6月5日に公布された。 改正法は、女性をはじめとする多様な労働者が活躍できる就業環境を整備するため、女性の職業生活における活躍の推進に関する一般事業主行動計画の策定義務の対象拡大、情報公表の強化、パワーハラスメント防止のための事業主の雇用管理上の措置義務等の新設、セクシュアルハラスメント等の防止対策の強化等の措置を講ずることとしている。 また、改正法は、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(以下「女性活躍推進法」という。)の他に、労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律(以下「労働施策総合推進法」という。)、雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律(以下「男女雇用機会均等法」という。)、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(以下「育児・介護休業法」という。)等の改正を含む、いくつかの法律を一括して改正する法律となっている。 本稿においては、改正法の背景・経緯及び改正内容について紹介する。
News
- (平成30年の定期監督・法違反状況まとまる) 法違反率は2年ぶりに低下して68.2%に
- (30年度雇用均等基本調査(確報)) 課長相当職以上の管理職の女性の割合はやや上昇
- (平成30年の業務上疾病発生状況) 2年連続で増加し8684件うち災害性腰痛が5016件
- (一般職業紹介状況(令和元年6月)) 前月比で有効求人倍率と新規求人倍率ともに低下
- (30年度障害者雇用実態調査結果) 精神障害者の雇用者数が25年度に比べて大幅増加
- (毎月勤労統計調査5月分確報) 現金給与総額は前年同月比0.5%減の27万5139円
- (過労死等の公務災害補償状況)脳・心臓疾患の協議件数は前年度と同件数の4件
シリーズ弁護士&元監督官がズバリ解決!~労働問題の「今」~
第61回 働き方改革関連法⑥─新36協定
36協定届下段のチェックボックスにチェックがない場合には協定は無効
シリーズ企業税務講座
第101回 相続法改正
配偶者の保護方策など大幅な見直し
シリーズ行政案内
令和元年度 全国労働衛生週間実施要綱
シリーズ労働スクランブル
~働く側の人・組織からの声・意見~
第359回
メンタル不調の要因は上司との人間関係
~産業医500人が指摘する「メンタル不調アンケート」を読む~
労務相談室
- 労働基準法年次有給休暇の計画的付与 /派遣社員を対象とできるか
- 外国人仮滞在期間中の者を雇用し就労/対処方法は
- 労災保険法労災の治療で自宅から10kmの病院に通院/タクシー代の支給は
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