特集年末特別企画
今年の労災裁判を振り返る
昨年と同様パワハラに関する損害賠償請求事件が増加傾向
今年の労災裁判の特徴は、昨年と同様に、パワハラに関する損害賠償請求事件が増加していることが上げられる。 過労死(脳血管疾患・虚血性心疾患)事件は2件で、いずれも業務(公務)外決定に対する行政取消訴訟の判決である。一時期は、毎年10件を超える程多かったが、この2、3年はかなり少なくなった。精神疾患についても、行政取消訴訟は1件のみ、損害賠償請求訴訟は4件となっている。この2、3年激しく動いたアスベスト事件も今回は動きはなく、小休止の状態となっている。
News
- (厚労省・労災認定基準で2つの有識者検討会設置へ) 精神障害と脳・心臓疾患の認定基準検討
- (厚労省「就労パスポート」を作成) 障害ある方の就職や職場定着図る情報共有ツール
- (第90回 雇用対策基本問題部会) 安定雇用と中途採用との整合性等に多くの意見が
- (第51回 社労士試験の合格者発表) 4万9570人中3万8428人が受験し2525人6.6%が合格
- (令和元年「働く人の電話相談室」) 働き方改革元年に人間関係やパワハラの相談増加
- (第2回 今後の若年者雇用研究会) 経団連と新卒応援ハローワーク等からヒアリング
シリーズ労働局ジャーナル
奈良局が奈良県社労士会との業務連絡協議会を開催
奈良労働局
シリーズ裁判例から学ぶ予防法務
第57回 パナソニックアドバンステクノロジー事件 大阪地裁 平成30年9月12日判決
誹謗・中傷などを解雇事由とする普通解雇の有効性
客観的証拠により職場秩序や規律を 乱したことを証明できるのか検討を
シリーズ労働スクランブル
~働く側の人・組織からの声・意見~
第365回
働き方改革の一方で、働き難さ目立つ
~連合の「なんでも労働相談ダイヤル」にみる職場の現実~
労務相談室
- 懲戒経理課職員の約10年前の横領が発覚/懲戒処分は可能か
- 解雇・退職私傷病休職期間満了の者が休職期間延長の申し出/応じる義務は
- 労働基準法AI等のシステム開発に専門職を有期雇用/3年半の有期契約は可能か
【労働基準広報】読者会員専用サイトでは以上の記事の全文(PDF)を閲覧できます。