特集年金制度の機能強化のための国民年金法等の改正法④
児童扶養手当と障害年金の子の加算部分が併給調整され差額が受給可能に
前回(特集「年金制度の機能強化のための国民年金法等の改正法律案③」本誌第2032号(2020年6月21日付))では、令和2年3月3日に閣議決定され、同日、第201回国会(令和2年常会)に提出された「年金制度改正法案」の5つの主な改正項目の、5「その他」の中の、⑴「国民年金手帳から基礎年金番号通知書への切替え」、⑵「国民年金保険料の申請全額免除基準等」、⑶「脱退一時金の支給上限年数の引上げ」──についてみた。 その後、同法律案は国会での審議を経て、同年5月29日の参議院本会議において可決・成立し、同年6月5日に公布された。 今号では、「年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律」(以下「改正法」という)の5「その他」【国民年金法、年金生活者支援給付金の支給に関する法律、児童扶養手当法等】の中の、⑷「年金生活者支援給付金制度における所得・世帯情報の照会の対象者の見直し」、⑸「児童扶養手当と障害年金の併給調整の見直し」──についてみていく。
News
- (令和2年度第2次補正予算が可決・成立) 雇調金の拡充や家賃支援給付金の創設など
- (新型コロナ対応で新助成金)妊娠中の女性労働者の休暇制度を設けた事業主に
- (雇用保険法の臨時特例法が成立) 休業手当受けられない者に休業前賃金の8割支給
- (令和2年4月現在の就職状況) 大学生の就職率は98.0%と同時期比で過去最高に
- (雇調金の上限額を引上げ) 上限額を1万5000円とし中小の助成率も一律10割
- (新型コロナの影響に関し調査)フリーランスの6割超が仕事や収入に影響あった
- (来春高卒者の採用日程が変更) 企業による選考開始・採用内定開始は10月16日に
シリーズ労組対応をめぐる労働組合法の実務
第3回・労働組合法上の使用者性①
構内業務請負の発注企業に請負企業の労組との団交応諾義務が生じる場合も
シリーズ裁判例から学ぶ予防法務
第64回 カキウチ商事事件 神戸地裁 令和元年12月18日判決
採用面接時の提示内容と実際の労働条件の相違
労使の「認識のズレ」を回避するには すべてを書面化することが一番の近道
シリーズ労働スクランブル
~働く側の人・組織からの声・意見~
第378回
2020最賃改定 コロナ禍で大幅増は困難
~最賃改定へ歩み止めるべきでないと神津会長が意見を表明~
労務相談室
- パワハラパワハラ加害者の懲戒処分など検討/具体的な対応方法は
- 均等法不妊治療のために短時間勤務を要望/応じる義務あるか
- 新型コロナ週1日の休日に勤務させた社員/4週4日は確保したが
【労働基準広報】読者会員専用サイトでは以上の記事の全文(PDF)を閲覧できます。