特集脳・心臓疾患の労災認定基準について
労働時間と労働時間以外の負荷要因を総合評価して労災認定することを明確化
業務による過重負荷を原因とする脳・心臓疾患等については、平成13年に改正された認定基準に基づき労災認定が行われていたが、改正から約20年が経過する中で、働き方の多様化や職場環境の変化が生じていることから、最新の医学的知見を踏まえて、令和3年9月に認定基準が改正された。 新認定基準の改正のポイントは、①長期間の過重業務の評価にあたり、労働時間と労働時間以外の負荷要因を総合評価して労災認定することを明確化、②長期間の過重業務、短期間の過重業務の労働時間以外の負荷要因を見直し、③短期間の過重業務、異常な出来事の業務と発症との関連性が強いと判断できる場合を明確化、④対象疾病に「重篤な心不全」を新たに追加──となっている。 そこで、今号では、新認定基準の考え方や主な改正ポイントなどについて、厚生労働省労働基準局補償課職業病認定対策室に解説してもらった。
News
- (労政審・雇用仲介事業に関する制度改正を建議) 募集情報等提供事業者に届出制を導入など
- (日・フィンランド協定の公文交換) 5年以内一時派遣被用者等は 原則派遣元国の年金等に加入
- (第16回「中高年者縦断調査」) 15年前から健康状態ずっとよいと思う者は4割に
- (10月現在の来春卒業者の内定状況) 大学の内定率は71.2%と前年同期差+1.4ポイント
- (第9回「21世紀成年者縦断調査」) 10年前に比べて女性の就業継続意欲いずれも高い
- (毎勤統計 令和3年10月分速報) パートの所定外は2322円で前年同月比12.2%減少
- (小学校休業等対応助成金等の延長) 対象となる休暇取得の期間を令和4年3月末まで延長予定
特集レポート
(公財)さわやか福祉財団 創立30周年「2021年度 全国交流フォーラム」
「新しいふれあい社会づくり」を目指し 有償ボランティア普及などに取り組む
特集トピックス
雇用保険マルチジョブホルダー制度について
65歳以上で合計時間が20時間以上は申出で被保険者に
特集厚生労働行政の抱負
2022年 厚生労働行政の抱負
シリーズ新型コロナ関連の緊急法律相談
継続的契約の解消、LGBTQと労働環境、不正競争防止法
《第20回》契約の解除・解消の際には契約書の文言や内容を検討する必要あり
シリーズ労組対応をめぐる労働組合法の実務
第15回・労働協約
労働組合と交わした文書は個々の労働者の労働条件や労使関係ルールになる
シリーズ労働スクランブル
~働く側の人・組織からの声・意見~
第412回
残業月60時間超が増。働き方改革に黄信号
~連合総研の勤労者短観にみるアフターコロナの働き方に懸念~
労務相談室
- 雇用保険法今年1月施行の高齢者の加入範囲の拡大/要件など教えて欲しい
- 懲戒2度の労災事故の原因つくった社員/懲戒解雇したい
- 副業・兼業日々の副業の時間数や業務内容/申告義務を課したい
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