特集特別企画
2022年 労働災害の企業内補償の水準
遺族補償・障害1級~3級(退職)に3400万円以上を定めるケースも多い
掲載業種 鉄鋼/造船・重機/非鉄/機械・金属/自動車/運輸/流通/外食・食品/紙・パルプ/ホテル・旅館 労働者が、業務上災害や通勤災害で死亡・負傷したり障害を負った際、法定の労災保険給付とは別に、企業が独自の上積み補償を行うケースがある。こうした制度は、「法定外補償」、「労災上積み補償」、「企業内補償」などと呼称され、労働基準監督署長から業務上災害や通勤災害の認定を受けること以外の要件は、一般に各企業と労働組合が協議によって定めている(大手企業では、労働協約により企業内補償制度の支給要件全般を定めているケースが多い)。春季生活闘争(春闘)では、単位産業別組合(単産)が、補償内容について到達指標として一定額を掲げ、改善を要求するケースも多く、同業他社で同一の補償額となることも珍しくない。なお、具体的な補償内容は、おおむね2、3年ごとに見直されることが多い。 ここでは、一般社員(正社員)の業務上災害の企業内補償の水準について、10業種、77の企業・労働組合の最新データを紹介する。最新データによると、被災労働者が死亡した場合の遺族補償額と障害等級第1級から第3級(「退職」の場合)の補償額は、3000万円台が中心となっているが、3400万円以上を設定する企業・労働組合も多くみられた。
News
- (労政審の「学びの好循環」の実現に向けて建議) 必要な法的整備やガイドラインの策定を提言
- (令2年度石綿疾病の労災決定状況) 請求件数・支給決定件数 昨年度と比べてやや減少
- (石綿規則等一部改正省令等の答申) 20トン以上の船舶の解体・改修工事を報告対象に
- (令和3年 障害者雇用状況集計結果) 雇用障害者59万7786.0人実雇用率2.20%と過去最高
- (毎勤統計 令和3年10月分確報) パートの所定外給与2423円で前年同月比8.4%の減少
- (民間事業者のマイナカード利活用) 電子証明書用い改ざん等の防止や本人確認など可能に
- (令3・10月末 国民年金保険料) 3年経過納付率76.9%で対前年同期増減幅+0.4%
- (新型コロナ休業支援金等申請期限) 休業期間令和3年4月から9月は令和4年3月末
特集厚生労働行政の抱負
2022年 厚生労働行政の抱負
シリーズ労働局ジャーナル
「新はつらつ職場づくりセミナー」を開催 法改正の説明やパワハラ防止対策の講演も
岐阜労働局
シリーズ労働局ジャーナル
近畿初となる京都労働局長・運輸支局長が合同で 「ベストプラクティス企業」を訪問
京都労働局
シリーズ弁護士&元監督官がズバリ解決!~労働問題の「今」~
第90回 労働者への賠償金請求と賃金からの控除
損害賠償金を所定の手続きに沿わず 賃金から控除するこは不当利得に
シリーズ労働スクランブル
~働く側の人・組織からの声・意見~
第413回
労組の推定組織率は最低の16.9%にダウン
~厚労省の令和3年版労働組合基礎調査から組織の実態を眺める~
労務相談室
- 就業規則等就業規則の写しの提出要求/応じる義務は
- 保険手続テレワーク増加に伴い事業所の所在地を変更/社会保険の手続きは
- 休業・休職休職期間延長の具体的期間定めていない/どう対応すれば
【労働基準広報】読者会員専用サイトでは以上の記事の全文(PDF)を閲覧できます。