特集今後の障害者雇用施策の充実強化について
(労働政策審議会障害者雇用分科会 意見書)
週10時間~20時間のカウント特例や 調整金の減額・除外率引下げなど提言
令和4年6月17日、労働政策審議会(会長・清家篤日本私立学校振興・共済事業団理事長、慶應義塾学事顧問)は、同日開催された障害者雇用分科会(分科会長・山川隆一東京大学大学院法学政治学研究科教授)の報告を受け、厚生労働大臣に対し「今後の障害者雇用施策の充実強化について(労働政策審議会障害者雇用分科会 意見書)」を提出した。 意見書は、今後の障害者雇用施策全般に関する分科会での議論を通じて、提言や意見をとりまとめたもの。提言の中には、①週所定労働時間10時間以上20時間未満の精神障害者、重度身体障害者、重度知的障害者を特例により雇用率に算入すること(1人をもって0.5カウントとする)、②調整金の減額・報奨金の上限設定、③除外率の一律10ポイント引下げ――など一般の企業に影響が大きい項目も多い。今後は、今秋の臨時国会への改正法案の提出を目指して、障害者雇用分科会での審議が行われるものとみられる。 ここでは、一般の企業に影響が大きいと考えられる提言を中心にみていく。 意見書全文(全17ページ) https://www.mhlw.go.jp/content11704000/000952801.pdf
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