特集新春対談
どうなる今年の労働基準行政
鈴木英二郎 労働基準局長×労働評論家・飯田康夫氏
時間外上限規制の適用猶予事業等の円滑な施行に向けた取組などを推進
厚生労働省労働基準局長の鈴木英二郎氏と、本誌連載「労働スクランブル」などの執筆者で労働評論家の飯田康夫氏が、令和5年の労働基準行政について新春対談を行った。対談の中で、鈴木局長は、令和5年(度)の重点課題について、働き方改革への対応として、時間外労働の上限規制の適用が猶予されている事業・業務について、引き続き制度の周知、丁寧な相談対応等を行い、円滑な施行に向けて取り組んでいくとしている。また、本年2月を目途に策定を予定している第14次労働災害防止計画に基づき、労働者が安心して安全・健康に働くことのできる職場環境の実現に取り組むとした。最低賃金については、賃上げしやすい環境整備に取り組みつつ、地域間格差にも配慮しながら、早期に全国加重平均1000円以上(時間給)となることを目指し、引上げに取り組んでいくと語った。
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