資格確認書の有効期間は 5年以内で各保険者が設定 ダイジェスト一覧

特集健康保険証一体化検討会の最終とりまとめ

資格確認書の有効期間は 5年以内で各保険者が設定

 令和5年8月8日にデジタル庁が開催した「第3回 マイナンバーカードと健康保険証の一体化に関する検討会」(以下「検討会」という)において、「最終とりまとめ」が公表された。  最終とりまとめには、主に、1「マイナンバーカードと健康保険証一体化の意義」、2「一体化に当たっての取組」──が盛り込まれている。  2では、⑴「マイナンバーカードの特急発行・交付の仕組みの創設等」、⑵「マイナンバーカードの取得に課題がある方への環境整備(マイナンバーカードの代理交付・申請補助等)」、⑶「健康保険証廃止後の資格確認書等の取扱い」──などについて示されている。  ⑶では、「マイナンバーカードによりオンライン資格確認を受けることができない状況にある方については、氏名・生年月日、被保険者等記号・番号、保険者情報等が記載された資格確認書により被保険者資格を確認することとする(改正法において創設)」とされている。  また、資格確認書について、「原則、本人の申請に基づき保険者が速やかに交付する。ただし、当分の間、マイナ保険証(健康保険証利用登録をされたマイナンバーカード)を保有していない者その他保険者が必要と認めた者については、本人の申請によらず保険者が交付する運用とする」とし、「有効期間は5年以内で、各保険者が設定する」とされている。今号では、検討会の「最終とりまとめ」についてみていく。

(編集部)

News

  • (労政審・第108回 労働条件分科会労災保険部会) 広範なフリーランス特別加入の検討開始
  • (第52回 労働政策審議会)「こども未来戦略方針」の財源などに多数の質問
  • (「労働者協同組合」の設立状況) 施行後1年・1都1道1府21県で計59法人が設立
  • (第55回 社会保険労務士試験) 受験率は80.2%・合格率は6.4%といずれも増加に
  • (厚生労働省・国土交通省・環境省) 10月と11月に石綿対策の全国一斉パトロール実施
  • ((公財)産業雇用安定センター) 副業・兼業情報提供モデル事業10月2日から開始
  • (岐阜局・上限規制適用に向け)働き方改革で成果をあげた建設業者を動画で紹介

シリーズ相談です!弁護士さん

相談70 「固定残業制度を廃止したいのですが」

~固定残業制度を廃止するために必要な手続~

会社が一方的に廃止することができない場合もある

(執筆/弁護士・折田純一(田中・渡辺法律事務所)監修/北海学園大学法学部教授・淺野高宏)

シリーズ労働保険審査会の裁決事例に学ぶ

56

障害児の介助者が手指に負担、中指関節拘縮患う

(労働評論家 飯田 康夫)

労働判例研究労働判例解説

コード事件(京都地裁 令和4年9月21日判決)

雇調金受給中のコロナ禍等を理由とした雇止めの適法性について

単年度契約更新や1年の雇用期間を 十分認識などから適法と判断

(光樹法律会計事務所 弁護士 新 弘江)

労務相談室

  • 最低賃金営業職に出来高払制を適用/最低賃金との比較方法は
  • 税務インボイス制度の免税事業者への支払い/消費税分を値引きしたい
  • 社会保険永年勤続表彰で支給の金銭/社会保険の報酬に該当か

【労働基準広報】読者会員専用サイトでは以上の記事の全文(PDF)を閲覧できます。

2023年11月11日号の目次(PDF)はこちら

労働法令解釈運用の総合実務誌【労働基準広報】   労働調査会の定期刊行誌

■労働法令解釈運用の総合実務誌【労働基準広報】労働調査会の定期刊行誌

労働基準法、労災保険法をはじめ、派遣法、均等法、労働契約法など、労働法や労働問題全般をカテゴリーとし、迅速かつ的確に報道・解説しています。月3回の旬刊誌の特長を生かし、新聞に勝る解説量と、月刊誌をしのぐ速報性が自慢の労働問題の総合実務誌です。また、「労務相談室」では、読者からの問合せに対し、専門の担当者が、労務管理上の問題解決のノウハウや各種資料データを、電話、FAXなどでお答えしています。

  • 人事労務担当者必読の労働問題全般に関する総合実務誌
  • 労基法、派遣法など労働関連の法改正を適宜解説
  • 月3回発行の旬刊誌の特長を生かした速報性
  • 弁護士・大学教授など専門家執筆の実務企画連載
  • 読者専用「労務相談室」では専門担当者が迅速回答

見本誌(無料)の送付・ご購読お申し込みはこちら