特集高度プロフェッショナル制度に関する省令案・指針案
年収1075万円以上のファンド開発等に従事する者が対象
働き方改革関連法において、「高度プロフェッショナル制度」が創設されることとなり、大企業、中小企業ともに2019年4月1日から適用としているが、2018年12月14日に、高度プロフェッショナル制度に係る「労働基準法施行規則及び労働安全衛生の一部を改正する省令案要綱」と、「労働基準法第41条の2第1項の規定により同項第1号の業務に従事する労働者の適正な労働条件の確保を図るための指針案」が諮問され、同26日に「おおむね妥当と考える」旨、答申された。厚生労働省では、速やかに省令等を制定する予定。 省令案の労働基準法施行規則の部分では、⑴対象業務、⑵職務の合意方法、⑶年収要件、⑷決議の届出──等が主な改正内容とされ、労働安全衛生規則の部分では、⑸医師による面接指導の対象となる時間、⑹医師による面接指導の実施方法──が主な改正内容とされている。また、指針案では、⑺本人同意、⑻労使委員会での決議事項の留意点──等について示している。 今回は、この省令案、指針案を踏まえた「高度プロフェッショナル制度」と、その導入方法についてみていく。
News
- (労政審・高プロ制度の関係省令案等について答申) 対象業務は5種類、年収要件は1075万円に
- (労政審・パワハラ防止対策で建議) 事業主に対し雇用管理上の措置を法律で義務化を
- (31年度の雇用保険料率は据え置き) 一般の事業は1000分の9建設業は1000分の12に
- (30年11月・労働経済動向調査結果) 正社員等の雇用は23年8月から30期連続不足状態
- (30年・労働組合基礎調査結果) 推定組織率は前年を0.1ポイント下回る17.0%に
- (30年上半期雇用動向調査結果) 入職率は前年同期比0.4ポイント低下し9.2%に
特集厚生労働行政の抱負
2019年 厚生労働行政の抱負
シリーズ弁護士&元監督官がズバリ解決!~労働問題の「今」~
第54回 労働時間の適正管理
残業承認制の適正な運用には 労働時間の適正把握が不可欠
シリーズ労働局ジャーナル
働き方改革推進のため局長のラジオ生出演、街頭啓発、説明会などを精力的に実施
大分労働局
シリーズ解釈例規物語
第110回 第21条関係〔試用期間中の解雇 ─その2─〕(昭和24・5・14 基収第1498号)
試用期間中であっても雇入れ後14日を超えた者を解雇する場合は予告が必要である
シリーズ労働スクランブル
~働く側の人・組織からの声・意見~
第345回
ハラスメント巡る認識で正解率7%
~連合が20歳代対象にワークルールの意識・認識度調査~
労務相談室
- 雇用保険法事業所移転で通勤が困難となり退職/雇用保険加入は10か月間だが
- 就業規則等定年後の再雇用制度では昇給がない/就業規則への記載は
- 均等法妊娠により体調不良の者が勤務継続希望/どう対応すべきか
【労働基準広報】読者会員専用サイトでは以上の記事の全文(PDF)を閲覧できます。