特集特別企画
2021年労働災害の企業内補償の水準
障害等級の「第3級」と「第4級」の間には2倍超える差が存在するケースも
掲載業種 鉄鋼/造船・重機/非鉄/機械・金属/自動車/運輸 流通/外食・食品/紙・パルプ/ホテル・旅館 不幸にも労働災害が発生した場合等のために、多くの企業では、法定の労災保険給付に上積みして補償する制度を設けている。こうした制度は、「労災の法定外補償」、「労災上積み補償」、「企業内補償」などと呼称され、労働基準監督署長から業務上災害や通勤災害の認定を受けること以外の要件については、一般に各企業と労働組合が協議により定めている。 春季生活闘争(春闘)では、単位産業別組合(単産)が、補償内容について、到達指標として一定額を掲げて改善要求を行うことも多く、同業他社で同一の補償内容となっていることも珍しくない。具体的な補償内容は、おおむね2、3年ごとに見直しが行われている。ここでは、正社員の業務上災害の企業内補償の水準について、10業種、80の企業・労働組合の最新データを紹介する。最新データによると、被災労働者が死亡した場合の遺族補償額と障害等級第1級から第3級(「退職」の場合)の補償額は、3000万円台が中心となっている。一方、第4級からは、一般に補償額が第1級から第3級の60%から数%程度に設定され、第3級と第4級の間には補償額に2倍を超える差が存在しているケースも少なくない。
News
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相談38 「給与ファクタリングってなに?」
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賃金は労働者に直接全額の支払いが必要であることをあらためて確認
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㉕
降雪の中、休憩時に通勤用自家用車内で死亡。果たして業務上か否か
労働判例研究労働判例解説
フジ住宅事件(令和2年7月2日 大阪地裁堺支部判決)
会社代表が近隣諸国の人種差別の文書を職場に大量配布
本件配布は社会的に許容できる限度を超えているとして代表等に賠償命じる
労務相談室
- 雇用保険法育児休業中の労働者が出勤/育児休業給付金は
- 不利益変更在宅勤務で自己申告からみなし労働時間制に移行/不利益変更か
- 懲戒職場での態度悪く改善が見られない/解雇に問題は
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