特集新春対談
どうなる今年の労働基準行政
岸本武史 労働基準局長× 労働評論家・飯田康夫氏
労働基準法制の具体的な法令改正の 在り方について労政審で議論を行う
厚生労働省労働基準局長の岸本武史氏と、本誌連載「労働スクランブル」などの執筆者で労働評論家の飯田康夫氏が、令和7年の労働基準行政について新春対談を行った。対談の中で、岸本局長は、令和7年(度)の重点課題に関して、最低賃金について、2020年代に全国加重平均1500円という高い目標に向かって、たゆまぬ努力を続けていくと話した。労働基準法制の見直しについては、「労働基準関係法制研究会」における議論を受けて、具体的な法令改正の在り方について、労働政策審議会で議論を行っていくとしている。さらに、労働安全衛生法について、個人事業者等の安全衛生対策の推進、高年齢労働者の労働災害防止等について、安全衛生分科会において議論の取りまとめを行っていただき、必要な対応をしっかりと進めていくと語った。
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