特集骨太の方針2026 ① ~「強い経済」の実現に向けて~
最賃を遅くとも2030年代前半のできる限り早期に全国平均1,500円とする
令和8年6月30日に政府は、「第10回 経済財政諮問会議」に、「経済財政運営と改革の基本方針2026」(原案。以下「骨太方針(案)」という)を提示した。 今回の骨太方針(案)は、「第1章 マクロ経済運営の基本的考え方」、「第2章 日本の成長力強化と安全・安心の確保」、「第3章 責任ある積極財政に基づく『中長期経済財政計画』」、「第4章 当面の経済財政運営と令和9年度予算編成に向けた考え方」──の4つの章で構成されている。 今号では、「第1章 マクロ経済運営の基本的考え方」と「第2章 日本の成長力強化と安全・安心の確保」を中心にみていき、その他については、次号以降で紹介する予定。 第2章では、まず、「強い経済」の実現に向けて、「国内投資を拡大し、供給力を強化し、潜在成長率を引き上げる。そのため、危機管理投資・成長投資を『成長戦略』の中核に位置付け、大胆な措置を講ずるとともに、エネルギーや資源安全保障、科学技術・イノベーションを始めとする成長基盤の強化、地域の稼ぐ力、人材力の強化、強い外交・安全保障の確立及び国民の安全・安心の確保を一体的に推進する」と示されている。 このため、骨太方針(案)では、強い地域経済の構築として、賃上げ環境整備が掲げられており、「2029年度までの間で、日本経済全体で、実質賃金で年1%程度の上昇、すなわち、持続的・安定的な物価上昇の下で、物価上昇を年1%程度上回る賃金上昇を賃上げのノルム(社会通念)として我が国に定着させる」と提示している。 また、最低賃金については、「2020年代に全国平均1,500円という高い目標(骨太方針2025)の達成に向け、官民でたゆまぬ努力を継続し、労働生産性の継続的な向上を図ることで、遅くとも2030年代前半できる限り早期に全国平均1,500円を達成する」と提示され ている。 一方、労働供給制約社会においては、「賃上げは単なる分配ではなく、人材を惹き付け、消費の拡大を通じた生産性向上投資を促し、企業の行動変容を促進する『供給力強化』そのものであり、成長戦略の起点である。『強い経済』の実現には、『強い中堅・中小企業』が主役となって地域経済を牽引する必要がある」としている。 このため、「『労働供給制約社会における中堅・中小企業の「稼ぐ力」強化戦略』に基づき、100億企業や中堅企業から売上高1~10億円の企業と小規模事業者、ローカル・ゼブラ企業に至るまで、変革に挑む企業に対し、積極的かつ幅広い支援を行う」とされている。
News
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- (労政審・第93回 中退共部会) 10月に建退共の予定運用利回りを年1.5%に引上げ
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ハラスメント防止措置Q&A⑤
相談担当者は人事担当以外である必要ないが外部機関への委託も考えられる
シリーズクローズアップ 新法律問題
File33 「解雇紛争の解決の視点⑤ ハラスメントと懲戒」
事実認定を行ったうえで懲戒処分としての軽重を考慮する必要がある
シリーズ労働スクランブル
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第518回
謄本提出要求、転勤可か、残業は、男女差感じる
~連合の「就職差別に関する調査2026」から見えてくるもの~
労務相談室
- 労働時間「労使協定に定めるところによる」と定めて/1年変形制導入は
- 募集・採用前職退職理由が私傷病だが今は完治/診断書等の持参求めたい
- 労働基準法高度プロフェッショナル制度が来年度改正に/どのような改正か
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